チェンバロとバロックダンスコンサート


チェンバロと、バロックダンスの実演コンサート


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チェンバロは、田中薫さん他2名の方たち、そして藍原ゆきさんの ヴィオラ・ダ・ガンバ の共演により、会場は一挙にバロック時代へタイムスリップ。
ダンスは、バロックダンスの第一人者、村井頌子さんです。


とても貴重なコンサートです!












いよいよ6月公開!

長い時間をかけて制作された映画「羊と鋼の森」が、いよいよ6月に公開される。
ひとりの青年が、高校で偶然調律師と出会い、自分も調律師を目指し、音の世界へ踏み出して成長していく、北海道を舞台にした、静謐な美しいおはなし。


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2016年の「キノベス」「ブランチブックアワード大賞」「本屋大賞」の三冠をトリプル受賞した、
宮下奈都の同名小説が原作。

人気の若手・山崎賢人 主演、 NHK大河ドラマ「せごどん」の鈴木亮平 他、

当工房のミニピアノたちや、スピネットチェンバロ、楽譜や額などの小道具たちも共演。


みんな見てね!!









室内楽のコンサート

ピアノ・ヴァイオリン・チェロの3人の方たちによる、ピアノトリオ演奏会です。

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春の一夜、みなとみらいで室内楽。
素敵です。





ゴージャス!


またしてもオーバーダンパーのピアノがやってきた。


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以前に修理した、アメリカのブリンカーホーフも、かなり大型のものだったが、今回の Vierling (フィアリング)は、おそらく今までにうちに来たピアノの中で、最大のものかも知れない。


ドイツのベルリンの工房が制作した、実に豊かな鳴りのピアノだ。
詳しい製造年は分からないが、やはり19世紀後半のものだろう。


当工房所有のオットーも、昨年修理したフランツも、ふくよかな鳴りで、オーバーダンパー特有の残響の長い響きだったが、今回のフィアリングはその残響があまりなく、現代のピアノにかなり近い。

その理由は、このピアノの背の高さだ。
背が高いので弦が長く張れ、ハンマーの打弦位置より上の部分に余裕ができる。
そのスペースに、オットーやフランツより大きなダンパーが取り付けられるのだ。
それにより、音の止まりが良くなる。


そして何より、このピアノの装飾が素晴らしい。


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正面の上下パネルはもとより、腕木、脚、蓋にいたるまで、立派な彫刻が施されている。
職人たちの結晶だ。
どれだけの時間と労力がかかっていることか。


このピアノは、おばあさまからお孫さんへ受け継がれる。


100年以上も前に、遠いドイツの地ベルリンで作られ、遥か東の島にやってきたフィアリング。
一体どんな物語があったのだろう・・・。


このピアノが辿ってきた歴史を知りたくなった。







アートなデザイン・・・と、思う


これをご覧下さい。
これは、一体何でしょう?

ピアノの部品であることは確かですが、通常、このような形態では目に見えません。

上の部分だけが露出しています。


アグラフ1508603625982 - コピー


これは、「アグラフ」という部品です。
上に見える、3つの小さな穴に、ピアノの弦を通して張るのですが、下の部分はネジになっていて、鉄骨にねじ込んであります。

ところが、ある時代のニューヨークスタインウェイのアグラフの「ネジ」部分が、金属疲労を起こして折れてしまうことがあるのです。

上の穴の空いている部分が切れ、ネジ部分が鉄骨に刺さったまま。
さて、この刺さったままのネジをどうやって抜くか。

これが抜けなければ、部品交換ができません。




中略  (この間、「ネジ頭のない」ネジを抜くのに、かなりの時間 孤軍奮闘)




様々な技を駆使して、ようやくネジの部分を抜き、新しい部品取交換します。
ネジ頭のないネジを抜くのですから大変です。
プラスのドライバーも、マイナスのドライバーも使えません。


1つ交換するのにも、すごく労力と時間がかかるので、覚悟がいります。


この、「交換作業」の事さえなければ、
「アグラフ」は、なかなか「形」として、「かわいい」やつなんですけどね・・・。